イスラエル軍、ガザ南部ハンユニス一帯で前進 兵力追加も
(CNN) イスラエル国防軍(IDF)のハガリ報道官は19日、パレスチナ自治区ガザ地区南部での戦況に触れ、ハンユニス一帯を始めとする地域で前進していると明らかにした。
ハガリ氏は「我々はこの地域での作戦に1個旅団その他の兵力を追加し、そうした活動を改善するために工兵も投入した」と述べた。
ハンユニスでは激しい地上戦と空爆が実施されており、数十人の死者が報告されている。先週にはIDFが住民に対し、「安全確保」のため一部の地域から避難所に移動するよう呼び掛けた。ただ戦闘によって通信が途絶しているため、避難の呼び掛けがどの程度届いたかは不明。
ハガリ氏はさらに、IDFはイスラム組織ハマスの使用する地下施設を突き止めることに注力しているとも説明。「(ガザ地区)北部、中部、南部におけるハマスの重要地下施設の解体はハマス解体への重要な一歩となる」などと述べた。
また、現地の部隊は生存している人質の捜索方法について説明を受けていると強調した。
「IDFは特殊部隊と情報を利用し、生存している人質の発見に取り組んでいる。これは最重要任務だ」(ハガリ氏)。IDFは15日、ガザ地区で脅威と誤認したイスラエル人の人質3人を誤って射殺したと発表しており、その後イスラエルへのプレッシャーは高まっている。
パレスチナ自治区ガザ地区。ハンユニスは南部にある