国民の69%、ハマスとの戦闘終結後すぐの選挙を希望 イスラエル世論調査
(CNN) イスラエル国民の69%が、イスラム組織ハマスとの戦闘が終わり次第すぐに、新たに選挙を実施してほしいと考えていることがわかった。イスラエル民主主義研究所(IDI)が19日、新たな世論調査の結果を発表した。
世論調査によれば、政治的左派は100%に近い98.5%がすぐの選挙を希望した。ネタニヤフ政権が基盤としている右派も過半数をわずかに上回る51.5%が選挙実施に同意した。
世論調査によれば、有権者の57%が前回の選挙と同じ政治ブロックを支持するものの政党を変える可能性があると答えた。投票先が未定なのは28%だった。
イスラエルの戦争の目標については、イスラエルのユダヤ人の71.5%が同国の中心的な目標であるイスラム組織ハマスの壊滅は達成できると考えている。イスラエルのアラブ人を含んだ数字では、この数字は65%に低下する。イスラエルは人口の約5分の1がアラブ人だ。
残りの人質129人を帰国させるという目標が達成可能だと考えているのは35.5%にとどまった。今回の世論調査が、イスラエル軍の兵士が誤ってイスラエル人の人質3人を殺害する前に実施されたという点は注目に値する。今回の事案によって、人質救出成功への期待が高まることは考えにくい。
IDIはイスラエルにいる604人に対して、電話やインターネットを通じて、ヘブライ語とアラビア語で、12月11日から13日に調査を行った。誤差の範囲はプラスマイナス4ポイント。