イスラエル軍、激しい戦闘を継続 ガザの死者は2万900人超に
(CNN) イスラエル軍は26日、地上、空、海の部隊を投入してパレスチナ自治区ガザ地区の「テロ標的」とみなしているものを攻撃していると明らかにした。
同軍は声明で「地上部隊支援の一環として、数十機の戦闘機がイスラム組織ハマスのトンネルのシャフトやインフラ、そしてイスラエル軍を攻撃するのに使われている軍事拠点など100カ所超を攻撃した」と説明した。
声明は、イスラエルのネタニヤフ首相に最も近い側近の1人とされるロン・ダーマー氏が米ホワイトハウスや国務省の当局者と、ガザでの戦争の次の段階を協議する中で発表された。米国はイスラエルに、始まって3カ月近くになる戦争の強度を下げるよう求めている。
ハマスが実効支配するガザ地区の保健省によると、同地区では10月7日以降、これまでに2万900人超が死亡、5万5000人が負傷した。
ガザ入りは制限されており、また戦闘が繰り広げられる中で信頼できる数字の入手は困難であることから、CNNは同省が発表する数字を独自に検証することはできない。