イスラエル軍車両、西岸で戦闘員の遺体ひく 自治政府が非難
(CNN) パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区を拠点にするパレスチナ自治政府は11日までに、同地区トルカレムで起きた銃撃戦で死亡したパレスチナ武装組織「イスラム聖戦」の戦闘員の遺体を軍用車両でひいたとするイスラエル軍の蛮行を非難した。
この模様をとらえた監視カメラの動画もあり、自動小銃を持つ1人を含む戦闘員3人が銃火を再三浴びる前に走っている場面も収められていた。別の動画では、イスラエル軍の車両がこの3人のうちの1人の遺体を踏みつぶし、数メートル引きずる様子も含まれていた。
これらの動画の位置情報をCNNは確認もした。
自治政府の外務担当当局は、殉教者の遺体をひくというイスラエル軍車両の野蛮さを見せつけた事例と主張。
イスラム聖戦の軍事部門「アルクッズ旅団」は、殺された22~24歳の3人は組織の構成員だったと認めた。