ハンユニス最大の病院に展開のイスラエル軍が撤退 避難民はパニック

イスラエルからの襲撃により破損した墓=17日、パレスチナ自治区ガザ地区南部ハンユニス/Ahmed Zakot/Reuters

イスラエルからの襲撃により破損した墓=17日、パレスチナ自治区ガザ地区南部ハンユニス/Ahmed Zakot/Reuters

(CNN) イスラエル軍は17日までに、パレスチナ自治区ガザ地区南部ハンユニスにある市内最大の病院の周辺から撤退したとみられる。同軍が前日に同病院に迫っていたことから、病院に避難していた多くの人々がパニックに陥っていた。

現地にいる人々がCNNに明らかにしたところによると、17日朝時点でナセル病院の敷地周辺にイスラエル軍の車両は見られないという。

世界保健機関(WHO)によると、同病院の敷地には約7000人が避難している。

イスラエル軍は16日に同病院に向かい始め、これを受けて多くの人が病院から退避した。現地からの複数の映像には、人々が毛布やマットレス、身の回り品を持って避難する様子が映っている。

CNNは17日に、ナセル病院やその周辺での作戦についてイスラエル軍に問い合わせたが、コメントは得られなかった。

だが同軍は前日に、イスラム組織ハマスが最近、ナセル病院の敷地内からハンユニスに展開するイスラエル軍部隊に攻撃を仕掛けたと発表。また、テロリストのインフラを見つけて解体するために、「特殊部隊がハンユニスで作戦を実行している」と明らかにした。

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