50万人以上が飢餓寸前、絶望感募らせるガザ市民
(CNN) 国連人道問題調整事務所(OCHA)は27日、パレスチナ自治区ガザ地区では50万人以上が飢餓寸前の状況にあると訴えた。
ガザ地区の食料安全保障について話し合う国連安全保障理事会の会合でOCHAは、ガザ全域で少なくとも57万6000人が「壊滅的な剥奪(はくだつ)と飢餓に瀕している」と指摘した。
一方、国連世界食糧計画(WFP)のカール・スコウ副事務局長は、「もしこの脅威が現実になることを許せば、5月までに飢餓の予想が現実となり、50万人が危険にさらされる」と指摘。「現在、220万人の人口のほぼ全員が食糧支援を必要としている。ガザの子どもの栄養不良は世界中のどこよりも最悪だ」と述べ、「2歳未満の子どもの6人に1人が急性栄養不良状態にある」と危機感を示した。
停戦に向けた交渉が続く中で、もし合意に達すればWFPは速やかに援助を拡大する用意があるとスコウ氏は述べ、「食料などの人道支援物資の量を大幅に増やすためには速やかな行動が求められる」とした。
「もし何も変わらなければ、ガザ北部の飢餓はすぐそこにある」とスコウ氏は強調している。
食料不足が深刻化しているガザ地区では市民が絶望感を募らせており、食料の略奪が原因でトラックによる支援物資の配送を見合わせた地域もある。
ガザの子どもたちも国際社会に見捨てられることの不安を爆発させ、「食べ物も水も薬もない。あなた方は私たちが死ぬのを待っているの?」と訴えた。