ブラジル南東部で洪水被害、27人死亡
(CNN) ブラジル南東部で大雨が続いて洪水などの被害が拡大し、少なくとも27人が死亡した。CNN提携局のCNNブラジルが州当局の話として伝えた。
エスピリトサント州の死者は19人に増え、隣のリオデジャネイロ州では少なくとも8人が死亡した。
エスピリトサント州では少なくとも6人の安否がまだ確認できておらず、7000人あまりが自宅からの避難を強いられている。
天気予報によると、この一帯には26日午前にかけて大雨警報が出されており、引き続きにわか雨や暴風雨の恐れもある。26日の雨量は1日で50ミリに達する可能性もある。
ブラジル中部では週の半ばにかけて大雨の確率が高まり、新たな洪水が発生する可能性もある。雨量は24時間で100ミリに達する見通し。
ブラジルのルラ大統領は23日、X(旧ツイッター)への投稿で犠牲者に哀悼の意を表し、州や自治体と連携して洪水被害の防止や復旧に当たると表明した。
現場では捜索救助活動が続けられており、エスピリトサント、リオデジャネイロ両州の知事は住民に警戒を呼びかけていた。
雨は今週いっぱい降り続く見通しで、洪水や土砂災害が懸念される状況が続く。
ブラジルでは昨年もリオグランデドスル州で豪雨のために30人以上が死亡、2022年はサンパウロ州で発生した洪水で20人が死亡していた。