イスラエル軍、防衛から攻撃への移行を準備 レバノン国境で
(CNN) イスラエル軍は7日、隣国レバノンとの北部国境での軍事作戦について、防衛から攻撃に移行する準備を進めていると明らかにした。
イスラエル軍と、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは、昨年10月にイスラム組織ハマスがイスラエルを奇襲して以降、互いを攻撃している。イスラエル軍とヒズボラ双方から死傷者の報告が出ている。イスラエルとヒズボラとの交戦は、イスラエルとイランの代理勢力との間で起きている複数の紛争の一つ。
イスラエル軍は声明で、北部を担当する司令部が戦争準備の一つの段階を完了させたと説明。必要な時に大規模な新兵の採用を行い、戦闘に必要な装備を全て備えて短期間で前線に送りこむことを目的とした作戦能力を向上させたとした。
イスラエル軍によれば、正規軍と予備役の司令官は「わずか数時間以内に」展開する準備が整っている。
今回の声明は英語とアラビア語で発表されたが、アラビア語の声明はわずかに言葉遣いが異なっている。英語版の声明では「防衛から攻撃への移行の準備」という文言はなく、代わりに、イスラエル軍の「防衛から攻撃への移行の用意」が強調されている。