カイロでのガザ休戦・人質交渉、「大きな進展」 政府高官
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区で続くイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘をめぐり、休戦や人質解放に向けてエジプトの首都カイロで開かれている交渉に大きな進展があったことが分かった。エジプト国営放送のアルカヘラ・ニュースが同国政府高官の話として伝えた。
同高官は、ガザ休戦合意の成立を目指す努力が続いていることを確認。カイロの交渉が観点の統一に向けて大きく進展し、「全当事者の基本軸」が一致したと述べた。
仲介国カタールとハマスの代表団はいったんカイロを出て、最終的な合意条件の決定に向け2日以内に戻る予定。協議はそれまで継続する予定だが、米国とイスラエルの代表団も数時間以内に席を外すという。
ハマス側は7日、「侵攻の完全停止」を呼び掛け、ガザ地区からのイスラエル軍撤退や避難民の帰宅、ガザ再建、人質・囚人交換の完全履行を改めて要求した。イスラエル側はこれまで繰り返し、ハマスの要求を「妄想」にすぎないとはねつけてきた。