イラン最高指導者、大使館空爆で「イスラエルに罰を」
(CNN) イランの最高指導者ハメネイ師は10日、テレビを通した声明で、シリアのイラン大使館領事部が空爆されたことについて、「イスラエルは罰を受けなければならず、受けることになるだろう」と述べた。
イラン国営放送によると、空爆では建物が破壊され、イラン人7人とシリア人少なくとも6人が死亡した。イランはイスラエルによる攻撃だとして報復を宣言した。
ハメネイ師は声明で、領事部への攻撃は国土への攻撃ととらえるのが国際規範だと指摘。「邪悪な政府が過ちを犯した」として、イスラエルへの処罰を予告した。
イスラエル軍の報道官は、イラン革命防衛隊で国外作戦を担う「コッズ部隊」の建物を狙った攻撃だったと主張している。
イスラエルのカッツ外相は10日の警告に対し、公共放送とのインタビューで「イランが直接イスラエルを攻撃すれば、それは転換点になる」「イランが攻撃するならわれわれも攻撃する。防衛と攻撃の両面で行動する」と述べ、イラン国内での対抗措置も予告した。