殺された赤新月社職員は32人に、19人は支援活動中 ガザ戦闘

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(CNN) パレスチナ赤新月社(PRCS)は6月1日までに、パレスチナ自治区ガザ地区で昨年10月7日に戦闘が勃発して以降、殺害されたPRCSの職員らは30人に上ると報告した。

先月27日時点でのデータ。前日にはガザ中部のブレイジ難民キャンプで、自宅が攻撃された職員1人が命を落としていた。犠牲者30人のうちの17人が人道支援作業に従事していた際に殺されたとした。

さらに29日にはガザ最南部ラファ市で救急救命要員の2人が新たに殺害されており、これらの数字はそれぞれ32人と19人に増えたこととなる。

PRCSは今年2月、職員や負傷者、病人の安全が保証できないとして医療面での業務を48時間中断せざるを得ない事態にも迫られていた。イスラエル軍は人道支援任務の遂行で国連機関と交わした合意事項を守らず、職員や患者に不当な仕打ちを繰り返していると非難もしていた。

赤新月社やガザの保健省によると、ラファ市の西部で29日、PRCSの救急救命要員の2人がイスラエル軍の爆撃に遭い、殺害された。死亡者や負傷者を収容するため赤新月社の標章が入った救急車で現場へ向かっていたものの、意図的に狙われたと説明している。

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