悪名高い連続殺人犯、服役中の刑務所で襲われ死亡 カナダ
(CNN) カナダの歴史上最も悪名高い連続殺人犯のひとり、ロバート・ピクトン受刑者(74)が刑務所内で他の受刑者に襲われたけががもとで死亡したことがわかった。カナダ当局が明らかにした。
ピクトン受刑者は2007年に6件の殺人で有罪判決を受け、終身刑で服役していた。ピクトン受刑者は被害者の遺体を自身が経営する養豚場に運び、餌として食べさせていた。
カナダ連邦矯正局によれば、ピクトン受刑者は5月19日に他の受刑者に襲われて負傷し、同31日に死亡した。
ピクトン受刑者の近親者らに対して通知が行われた。襲撃について調査が行われている。
ブリティッシュコロンビア州では、1978年からピクトン受刑者が逮捕される2001年までの間に少なくとも65人の女性が行方不明となっている。
ピクトン受刑者が経営していたポートコキットラム市近郊の養豚場では33人の女性の遺体が発見された。
ピクトン受刑者は独房で、おとり捜査官に対し、女性を49人殺害したと語っていた。
この事件はカナダ史上最も大規模な連続殺人犯の捜査となり、同受刑者の養豚場はカナダ史上最も広い犯罪現場となった。捜査によって20万点のDNAサンプルが集められた。