ヒズボラ、イスラエルのドローン撃墜 レバノン南部
(CNN) レバノン南部上空を飛行していたイスラエルのドローン(無人機)が10日、地対空ミサイルで撃墜された。イスラエル国防軍(IDF)が明らかにした。IDFは、このドローンが撃墜時レバノン領空で飛行していたことを確認した。
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは声明を発表。「パレスチナ自治区ガザ地区の忠実なパレスチナ人を支援するため」イスラエルのドローンに対する攻撃を実行したと述べた。
IDFはその後、10日に別の2機のドローンもレバノンからイスラエル北部に侵入したと述べた。ドローンはゴラン高原北部に落下し、火災を引き起こしたが、現在は鎮火しているという。
イスラエルとヒズボラの間では最近、国境を越えた攻撃が増えており、イスラエル軍は先週、北部の国境沿いで大規模な攻撃を開始する用意があると警告した。
IDFによると、イスラエル北部の複数の地域でも「多数の対戦車ミサイルの発射が確認された」。同軍はレバノン南部地域の「脅威を排除する」ため砲撃を行ったという。