ウクライナ向け防空兵器を最重視、他国用は後回し バイデン氏
(CNN) バイデン米大統領は15日までに、ロシアの侵略に抗戦するウクライナへの防空兵器の供与が最優先の課題であり続けるだろうとし、米国が他国へ提供する同様の兵器の引き取りは待ってもらうとの考えを示した。
イタリアでの主要7カ国首脳会議(G7サミット)への出席に伴い、会談したウクライナのゼレンスキー大統領と共に臨んだ記者会見で述べた。
バイデン氏はこの中で、ウクライナに対して米国製地対空ミサイルシステム「パトリオット」や他の防空兵器の供与を約束したのは5カ国になると指摘。
その上で、「我々が保持している全てのものはウクライナの必要性が満たされるまで同国へまず向かう」とし、「その後に我々が他国に約束したことを果たすことになる」と続けた。