プーチン氏、北朝鮮入り 金総書記が出迎え
(CNN) ロシアのプーチン大統領は19日未明、北朝鮮の首都平壌に到着した。ロシア国営タス通信が報じたところによると、金正恩(キムジョンウン)総書記が空港で出迎えた。
ロシア国営RIAノーボスチ通信は、両首脳が車列に向かう前に立ち止まって数分間親しく会話したと報じた。
ロシアによるウクライナへの全面侵攻が2022年に始まって以降、プーチン氏の外国訪問はまれで、訪朝は00年以来、24年ぶり。新型コロナのパンデミック(世界的大流行)以降、海外要人を迎えることのなかった金氏にとっても重要な訪問となる。
プーチン氏の訪朝は世界中が注視している。ロシアと北朝鮮はともに西側諸国と対立し、またロシアは武器の調達を北朝鮮に頼っていることから、今回の首脳会談で両国はさらに関係を深めるとみられている。
昨年9月には金氏がロシアを訪問し、その際、プーチン氏を招待していた。
ロシアのウシャコフ大統領補佐官は17日の記者会見で、プーチン氏の訪朝について、さまざまな行事が盛り込まれていると述べた。両首脳は新しい戦略的パートナーシップ条約に署名するという。
プーチン氏は北朝鮮滞在後にベトナムを訪問する予定。