プーチン氏の娘2人が公の場に、国際経済フォーラムで登壇

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プーチン大統領の長女マリヤ・ボロンツォワ氏/Olga Maltseva/AFP/Getty Images

プーチン大統領の長女マリヤ・ボロンツォワ氏/Olga Maltseva/AFP/Getty Images

(CNN) ロシアのプーチン大統領の娘2人が今週、北西部サンクトペテルブルクでの国際フォーラムに登壇した。2人が公の場に姿を見せるのは異例。

プーチン氏の長女、マリヤ・ボロンツォワ氏と次女のカテリーナ・チホノワ氏は、30代半ばから後半とされる。プーチン氏と、2013年に離婚したリュドミラ元夫人との間に生まれた。

ロシアの独立系メディア「ノーバヤ・ガゼータ・ヨーロッパ」によると、両氏とも同フォーラムに参加したことはあるが、過去に壇上で発言したのはチホノワ氏のみ。

チホノワ氏は6日、フォーラムのパネルディスカッションにオンラインで参加し、ロシア軍産複合体の「技術主権」について語った。パネリストのリストには、技術分野の国営財団NIDFのトップと紹介された。ディスカッションでは、プーチン政権の宣伝活動を担うテレビ司会者のウラジーミル・ソロビヨフ氏が司会を務めた。

チホノワ氏はロシア軍によるウクライナ侵攻が始まった2022年、ロシア国防省への支援を理由に米英の制裁対象となった。

パネルディスカッションにオンラインで参加したカテリーナ・チホノワ氏/Olga Maltseva/AFP/Getty Images
パネルディスカッションにオンラインで参加したカテリーナ・チホノワ氏/Olga Maltseva/AFP/Getty Images

長女のボロンツォワ氏は内分泌学者で、同じく制裁の対象になっている。フォーラムでは7日のパネルディスカッションに対面参加し、バイオ分野の技術革新について発言した。

プーチン氏はこれまでに、2人の娘が科学と教育の分野で働き、孫も生まれていると話す一方、名前を確認したことはない。

家族について語らないのは、弱点につけ込まれることを防ぐためとの指摘もある。アナリストらによれば、同氏は資産の一部を家族の銀行口座に隠しているとみられる。

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