「UNRWAがハマスに加担」 イスラエル人家族100組超、米連邦地裁に提訴
(CNN) 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)がイスラム組織ハマスの資金調達に加担し、昨年10月7日のイスラエルに対する越境攻撃に重要な役割を果たしたとして、イスラエル人の家族100組以上が米ニューヨークのマンハッタン連邦裁判所に訴えを起こした。
担当弁護士は24日の声明で、UNRWAが数十億ドル規模の資金洗浄(マネーロンダリング)を主導し、それがハマスの資金となって、パレスチナ自治区ガザ地区への人道支援の激減やイスラエルへの越境攻撃につながったと述べた。
原告側は、UNRWAやその現・旧幹部が過去10年以上にわたり、「ハマスによるテロ基盤と人員の増強」に加担していたと主張する。
その例として、UNRWAの職員らはガザ住民がドル建ての支援金を使うにはハマス系の両替業者を通す必要があることを知りながら、ドルでの送金を主張し続けたと指摘。住民への支援金が「テロと国際法違反」に流用される仕組みを把握し、積極的に関与していたと結論付けている。
CNNはこの主張の真偽を独自に確認できていない。
UNRWAの報道官はCNNとのインタビューで「米国で提訴されたとの報告は受けているが、正式な法的措置は受けていないため、現時点でコメントできる立場にない」と述べた。