ガザ、2.1万人の子どもが行方不明 国際NGO報告
(CNN) イスラエル軍とイスラム組織ハマスの昨年10月の開戦以来、パレスチナ自治区ガザ地区では最大2万1000人の子どもが行方不明になっている。国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」が24日、明らかにした。
声明によると、戦闘中に破壊された建物のがれきの下に少なくとも4000人の子どもが埋もれている可能性がある。1万7000人以上が家族と引き離され、身寄りがない状態にあるとみられる。
声明は「その他の子どもたちは強制的に『失踪』させられた。拘束され、ガザから移送された人数も不明で、虐待や拷問の報告がある中、家族には居場所がわからない」と述べている。
CNNはセーブ・ザ・チルドレンの推計を独自に検証することはできなかった。
同NGOは、イスラエルが続ける南部ラファでの攻撃により、さらに多くの子どもたちが強制的に引き離されているとし、「日々、身寄りのない子どもたちが増え、支援するのがますます難しくなっている」と訴えた。
イスラエル軍は、セーブ・ザ・チルドレンの報告書はハマスが統治するガザの保健省が提供した数字に基づいていると述べ、「国連が先月、ハマスの情報を採用した後に撤回したことからも分かるように、ガザの保健省は偽の情報源だ」と反論している。