中ロ首脳、上海協力機構で会談、両国関係は世界の「安定化要因」とプーチン氏

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上海協力機構に合わせた首脳会談で握手を交わすプーチン大統領(右)と習近平国家主席/Sergei Guneev/Sputnik/Reuters

上海協力機構に合わせた首脳会談で握手を交わすプーチン大統領(右)と習近平国家主席/Sergei Guneev/Sputnik/Reuters

香港(CNN) ロシアのプーチン大統領と中国の習近平(シーチンピン)国家主席は3日、中央アジア・カザフスタンで開催された上海協力機構(SCO)に合わせて会談し、両国の関係の深まりを称賛した。

プーチン氏は中国との現在の関係について「両国の歴史上最も良好な時期を迎えている」と指摘。世界情勢の中で両国関係は「安定化要因」として機能しているとの認識を示した。

両首脳の対面での会談は5月にも、プーチン氏の北京訪問時に開かれていた。プーチン氏は先月、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記と平壌で会談し、「包括的戦略パートナーシップ条約」を結んでもいる。

中国は現在、欧州連合(EU)を抜いてロシアの最大の貿易相手国であり、ウクライナ侵攻に起因する厳しい制裁を科されたロシア経済を支える存在となっている。

中国外務省が公開した会談記録によると、習氏は「中国とロシアは引き続き包括的な戦略連携を強化し、外部からの干渉に対抗し、地域の平穏と安定を共に保護するべきだ」と述べた。

その上で、今年の新興5カ国(BRICS)首脳会議の議長国を務めるロシアを支持する意向を表明。グローバルサウス(主に南半球の発展途上国)の結束や「新たな冷戦」の阻止、覇権主義への対抗といった役割での協力に言及した。中国国営新華社通信が報じた。

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