プーチン氏、韓国がウクライナに兵器供与なら「大きな誤り」 韓国はロ朝新条約を批判

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プーチン氏の訪朝時に平壌で掲げられた北朝鮮、ロシア両首脳の肖像画/GAVRIIL GRIGOROV/AFP/POOL/AFP via Getty Images

プーチン氏の訪朝時に平壌で掲げられた北朝鮮、ロシア両首脳の肖像画/GAVRIIL GRIGOROV/AFP/POOL/AFP via Getty Images

(CNN) ロシアのプーチン大統領は20日、韓国がウクライナへの兵器供与を決定すれば「非常に大きな誤り」を犯すことになるとの認識を示した。プーチン氏はこの前日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記との間で相互安全保障条約を締結していた。

プーチン氏はまた、ロシアと北朝鮮が19日に締結したこの新たな戦略パートナー条約に関し、韓国が「懸念する必要は全くない」とも主張した。条約は他方が攻撃を受けた場合、軍事支援を即時提供するためにあらゆる手段を行使すると誓約する内容。

プーチン氏は「我々が締結した条約に従って行う北朝鮮への軍事支援は、署名国に対する侵攻が行われた場合にのみ発生する」「私が知る限り、韓国は北朝鮮に対する侵攻を計画していない。つまり、この分野での我々の協力について懸念する必要はないということだ」としている。

今回の条約はウクライナに対するロシアの戦争が続く中で締結された。ロシアと北朝鮮がここ数十年の間に結んだ合意で最も重要なものであり、冷戦時代の1961年に締結された相互安全保障協定の一種の再現とみられている。

韓国政府は「重大な懸念」を表明し、ロシアと北朝鮮が新条約に署名したことを非難した。

韓国国家安保室の張虎鎮(チャンホジン)室長はこの条約について、「国際社会の責任と規範を放棄した当事者の詭弁(きべん)であり、理屈に合っていない」と指摘。「(韓国)政府は我が国の安全を脅かす全ての行動に対し、国際社会と共同で断固とした対応を取る」と表明した。

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