モスクワ市、志願兵に330万円の一時金を提示
(CNN) ロシアの首都モスクワ市当局は、市内からウクライナとの戦闘に参加する志願兵に、入隊時の一時金として190万ルーブル(約330万円)を支払うと発表した。
ソビャーニン市長が23日の声明で発表した。ロシア軍が兵力の確保に苦慮している現状がうかがえる。
入隊後、1年目の報酬は最大520万ルーブルとする。ウクライナとの戦闘で負傷した兵士にはけがの程度に応じて約90万~180万円、戦死した兵士の遺族には約530万円を支給する。
ウクライナ侵攻を続けるロシア軍の死傷者は公表されていないが、英国防省によると5~6月だけで7万人を超えたと推定される。
プーチン大統領は昨年12月の大統領令で兵力を17万人増強し、132万人とするよう指示していた。
国外からもネパール人兵士1万5000人が投入され、その多くが負傷兵として帰国している。行方不明者や死者の数は不明。ネパール人兵士の1人はCNNに、外国人の訓練所にはアフガニスタン、インド、コンゴ、エジプトなどから新兵が集まっていたと話した。