ロシア、ウクライナ首都に過去最大規模のドローン攻撃 全て撃墜

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ウクライナ空軍が公開したドローン墜落後を捉えた動画の静止画像/HAndout/Ukrainian Air Force

ウクライナ空軍が公開したドローン墜落後を捉えた動画の静止画像/HAndout/Ukrainian Air Force

キーウ(CNN) ウクライナ軍は7月31日、ウクライナの首都キーウ周辺にロシア軍による大規模なドローン(無人機)攻撃があったと明らかにした。2022年2月のロシアによる侵攻以降、最大規模のドローン攻撃で、飛来した89機全てを撃墜したという。

ウクライナ軍当局者によると、キーウへの攻撃としては今年最大で、7月にキーウが標的となったのは7回目。キーウの当局者らは、攻撃は7時間にわたって続いたと明らかにした。

キーウ州のクラフチェンコ知事は、住宅や重要なインフラにドローンが突っ込むことはなく、けが人もなかったと説明。ただし、撃墜されたドローンの破片で住宅13軒が損傷し、火災が1件発生した。ドローンの破片の大半は集落の外れに落下したという。

ウクライナ空軍が公開した映像には、ドローン1機が燃えながら野原に落ちる様子が映っている。映像には大量の煙が映っているが、被害は見られない。

ロシア軍はまた、占領する南部ヘルソン州の上空からミコライウ州に向けて誘導ミサイル1発を発射した。ウクライナによると、このミサイルも撃墜された。だが、東部と南部への別の攻撃では2人が犠牲になった。

ゼレンスキー大統領は「十分な防空兵器があれば、ウクライナはロシアの攻撃から自国を守ることができる」と述べ、同盟国に十分な防空兵器の供与と、ロシア領攻撃での兵器使用に関する制限の緩和をあらためて求めた。

バイデン米政権は29日、ウクライナに対する17億ドル(約2550億円)規模の新たな軍事支援を発表した。米国がこれまでウクライナに対して供与してきたミサイルや大砲、防空システム用の弾薬などを提供する。

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