バングラデシュとインドで大規模洪水、13人死亡
ニューデリー/バングラデシュ・クミッラ(CNN) バングラデシュの一部とインド北東部で大雨による大規模な洪水が発生し、数十万人が避難する事態となっている。22日までにインドのトリプラ州で11人、バングラデシュで2人が死亡した。
大雨に見舞われている両国にまたがる一帯を流れる複数の河川の水位が危険な水準に達している。バングラデシュの当局者が22日にCNNに明らかにしたところによると、同国南東部では30万人超が洪水の影響を受けている。住宅数百棟が水没し、屋根に取り残されている住人もいるという。
インド・トリプラ州当局によると、同州では6万4000人超が避難所に身を寄せている。
一帯の総雨量はここ数日で200ミリ近くとなり、洪水の水かさは増している。バングラデシュでは11の河川の水位が「危険なレベル」を超えているという。バングラデシュ側の被害が深刻な地域の当局者によると、陸軍や海軍が投入され、ボートで住民を避難させている。
現地からの映像には、水が住宅の屋根近くまで迫る中、住民が身の回りのものを持っていかだや、濁流に浸かりながら移動する様子が映っている。
一帯では今後3日間で50〜150ミリの降雨が予想されている。