サリバン米大統領補佐官と習主席が会談、大統領選控え両国関係の安定化を確認

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握手を交わすサリバン米大統領補佐官と習主席=29日、中国・北京の人民大会堂/Trevor Hunnicutt/Pool/Reuters

握手を交わすサリバン米大統領補佐官と習主席=29日、中国・北京の人民大会堂/Trevor Hunnicutt/Pool/Reuters

香港(CNN) 中国の習近平(シーチンピン)国家主席は29日、米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)と北京で会談した。両国は相互の緊張が高まる中で、意思疎通の安定化を強力に進めている。

3日間の日程で訪中したサリバン氏は、王毅(ワンイー)外相や中国軍の制服組トップの張又侠・中央軍事委員会副主席とも会談した。米国の当局者と中国軍関係者が会談するのは2018年以降で初めて。

中国外務省が公開した会談記録によると、習氏は「安定的で健全かつ持続可能な中米関係を目標に据える約束に変更はない」「米国側が中国と同じ方向へ向けて取り組み、中国とその発展を前向きかつ合理的な視点で捉えるのを期待する」と述べた。

サリバン氏も会談冒頭の発言で、米中の競争が対立に逸脱することがないよう両国関係を責任持って管理していくとするバイデン大統領の立場を改めて確認した。

米中関係悪化の背景には、中国政府による南シナ海問題や台湾問題での強硬姿勢の他、米国が中国を標的とした通商規制に踏み切っている現状などがある。

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