ハマス奇襲から1年、追悼式典に人質らの家族参加 イスラエル・テルアビブ

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昨年のテロ攻撃で殺害されたり誘拐されたりした人の家族らが集会に参加した=イスラエル・テルアビブ/Ivana Kottasová/CNN

昨年のテロ攻撃で殺害されたり誘拐されたりした人の家族らが集会に参加した=イスラエル・テルアビブ/Ivana Kottasová/CNN

(CNN) イスラエル・テルアビブで7日、イスラム組織ハマスによる昨年10月7日のイスラエル襲撃の犠牲者を追悼する式典が開かれ、数百人が参加した。

テルアビブのハヤルコン公園で行われた集会は厳重な警備体制が敷かれ、参加者は昨年の攻撃でハマスなどの武装組織に殺害または誘拐された人々の家族と友人のみに制限された。

当初は集会を一般公開するとしていたが、先週のイランのミサイル攻撃を受け、イスラエルの治安当局は参加者を2000人に制限した。

1分間の黙とうの後、家族や生存者がスピーチを行った。

イスラエル南部のニルオズ・キブツ(農業共同体)に住んでいたヤイル・ヤコブさん(59)は昨年10月7日、テロリストに自宅を襲撃され、殺害された。しかし兄弟のヤニフさんはCNNに対し、家族はヤコブさんの死を知らず、パレスチナ自治区ガザ地区に人質として連れ去られたと思っていたと話した。

ヤコブさんが殺害され、遺体がガザに持ち去られていたことが分かったのは2月になってからだった。ヤニフさんは、ヤコブさんの遺体を埋葬のために自宅に持ち帰ることが、家族、特に母親にとって「今や最も重要なこと」だと語った。

「母は生きているが、生きていない。母はそのことだけを考えている」(ヤニフさん)

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