ロシア軍支援の北朝鮮、ウクライナに人員派遣か ゼレンスキー大統領が言及

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ロシアのプーチン大統領は今年6月に北朝鮮を訪問するなど、両国は友好関係を強めている/Gavriil Grigorov/Sputnik/Pool/Reuters

ロシアのプーチン大統領は今年6月に北朝鮮を訪問するなど、両国は友好関係を強めている/Gavriil Grigorov/Sputnik/Pool/Reuters

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は、北朝鮮がロシア軍のウクライナでの戦闘を支援するために市民を送り込んでいるとの見方を示した。

ゼレンスキー大統領は13日、定例のビデオメッセージの中で「ロシアと北朝鮮のような国との同盟関係が強まっている。もはや単なる兵器の移転にとどまらない。北朝鮮から占領軍へと人員が移転している」と語った。

今年6月にはロシアのプーチン大統領が北朝鮮を訪問するなど、両国は友好関係を強めている。

ゼレンスキー大統領は「そうした状況の中、我々のパートナーとの関係も発展する必要がある。前線はさらなる支援を必要としている」と強調し、ロシアの領土内での長距離ミサイル使用を認めるよう、改めて西側諸国に要求した。

ウクライナ情報機関の関係者によると、少数の北朝鮮人がロシア軍に協力して、主に技術面の支援や北朝鮮の弾薬の使用に関する情報の交換を行っている。ウクライナ東部で死亡した北朝鮮人もいるという。

ロシアのペスコフ大統領報道官は10日、北朝鮮の人員がロシア支援のために派遣されているという報道について、「新たなデマ」として否定した。

一方、韓国国家情報院(NIS)は先週、報道は正確だった可能性があるとして、展開を見守っていることを明らかにした。

韓国の金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防相は8日、国防に関する年次議会監査で、「さまざまな状況を考えると、北朝鮮の将校や兵士がウクライナで死傷したという報道は事実だった可能性が極めて大きい」と証言。「今後も正規軍が派遣される可能性は非常に大きい。ロシアと北朝鮮は軍事同盟にほぼ匹敵する相互協定を結んでいる」と指摘した。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「ウクライナ」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]