北朝鮮、派兵の見返りにロシアに戦術核などの技術要求の可能性 韓国国防相

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握手を交わすロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記=2023年6月19日/Gavriil Grigorov/Sputnik/Pool/Reuters

握手を交わすロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記=2023年6月19日/Gavriil Grigorov/Sputnik/Pool/Reuters

(CNN) 訪米中の韓国の金竜顕(キム・ヨンヒョン)国防相は30日、ウクライナと戦うロシアを支援するために派兵した北朝鮮が見返りに核兵器に関連する高度な技術の提供を求める可能性がかなり高いとの考えを示した。

オースティン米国防長官と会談した金氏は、北朝鮮がロシアに戦術核兵器や大陸間弾道ミサイルの改良、偵察衛星、原子力潜水艦に関する技術の移転を要請する可能性が高いと述べた。

こうした相補的なやり取りはロシアとイランの間で交わされたものに倣うことになりそうだ。米政府は先月、ロシアはウクライナでの戦争でイランから武器の提供や軍事支援を受け、見返りとして核に関する技術を同国と共有したと明らかにした。

金氏は北朝鮮の派兵は「朝鮮半島で戦争が勃発する可能性」を高めるとは考えていないものの、「安全保障上の脅威が増す」ことになり得ると述べた。

韓国はここ数週間、北朝鮮のロシアへの派兵について警鐘を鳴らし、北大西洋条約機構(NATO)の加盟国にも情報を提供した。この件に詳しい情報筋は、北朝鮮の動きに関する懸念が高まる中、韓国はここ数週間でNATOと共有する機密情報を大幅に増やしていると明らかにした。

北朝鮮がロシアに送った部隊の規模について、米国は先週、3000人としていたが、今週になって1万人に修正した。韓国は1万3000人規模とみている。

CNNは29日、少数の北朝鮮の部隊が既にウクライナ国内に入っており、ロシア軍の部隊と共に戦闘に参加するのではないかとの懸念が高まっていると報じた。

オースティン氏は、北朝鮮の兵士がロシア側について戦うのであれば、ウクライナが米国などが提供した武器で自衛する権利があるとの考えを示した。

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