当局「ウクライナへの大規模空爆」はロシアの偽情報 心理作戦か

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空爆警報が鳴り地下鉄の駅に避難する地元住民=20日、ウクライナ・キーウ/Roman Plipey/AFP/Getty Images

空爆警報が鳴り地下鉄の駅に避難する地元住民=20日、ウクライナ・キーウ/Roman Plipey/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ国防省情報総局は20日、大規模な空爆があると同局が警告を発したというのはロシアによる偽情報で、ロシアが「情報・心理作戦」を仕掛けているとの見方を示した。

これより前に、在ウクライナ米大使館は大規模な空爆の可能性を示す情報を得たため閉館すると発表。ギリシャやスペイン、イタリアの在ウクライナ大使館も一時的に閉館した。

国防省情報総局は、ミサイルや爆弾による「極めて大規模な」攻撃を受けるという脅威に関するメッセージがネット上で拡散しているが、メッセージは偽物だと言明。「ロシアの情報・心理作戦にありがちな文法の間違いが見受けられる」とも指摘した。

首都キーウにある米大使館は「念のため」20日は閉館すると説明した。

米当局者はCNNに、ウクライナのように脅威が高まっている状況、特に脅威が差し迫っている場合は脅威に関する情報の信頼性は低くなると述べた。

ウクライナ外務省は、ロシアは偽情報で人々の恐怖心をあおろうとしている可能性があると指摘した。また、住民に対しては空襲警報を無視しないよう呼びかけた。ロシアはウクライナ各地への空爆を続けており、19日から20日にかけてキーウでは数回空襲警報が発令された。

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