世界最高齢男性のジョン・ティニスウッドさん死去 112歳
(CNN) ギネス・ワールド・レコーズは26日、世界最高齢の男性と認定されたジョン・アルフレッド・ティニスウッドさんが英イングランドの老人ホームで25日に死去したと発表した。112歳だった。
遺族はギネスを通じ、「最期の日は音楽と愛情に包まれていた」との談話を発表した。
ティニスウッドさんは1912年8月26日生まれ。2024年4月、それまでの最高齢男性だったベネズエラのフアン・ビンセンテ・ペレスさんが114歳で死去したことを受けて世界最高齢の男性と認定された。
生前のインタビューで長寿の秘訣を尋ねられると、「単純な幸運」と答えて「長寿にしても短命にしても、自分でできることはあまりない」としながらも、「飲みすぎや食べ過ぎ、歩きすぎ。何であれ度が過ぎれば結局は苦労する」と語った。
若い世代に向けては「何かを学ぶにしても、人に教えるにしても、常にベストを尽くすこと。全力を尽くさなければ、わざわざやる意味はない」とアドバイスしていた。
娘1人と孫4人、ひ孫3人に恵まれたティニスウッドさん。遺族は「優れた資質がたくさんあった。知的で決断力があって勇敢で、どんな危機にも冷静さを保ち、数学の才能があって会話が上手だった」としのんでいる。
ギネスによると、記録に残る史上最高齢の男性は日本の木村次郎右衛門さん。1897年に生まれ、2013年に116歳で亡くなった。
男女を含めて史上最高齢は、1875年2月21日生まれのジャンヌ・ルイーズ・カルマンさん。122年と164日の人生を生きた。