被拘束者釈放した疑いで警察官逮捕、大晦日祝わせる目的か ザンビア
(CNN) アフリカ南部のザンビアで、警察官1人が十数人以上の被拘束者を釈放した疑いで逮捕された。被拘束者らが大晦日(おおみそか)を祝えるように釈放したとみられている。
ザンビア警察が1月1日に報道向けの発表で明らかにしたところによると、タイタス・フィリ警部は12月31日午前、「監房の鍵を強制的に手に入れた」。当時、本人は「酩酊(めいてい)状態にあった」という。
続けて同警部は、男女の監房を解錠。被拘束者らに施設を出るよう指示し、自由に新年を迎えていいと告げたとされる。
警察の声明によれば、依然逃亡中の被拘束者13人に対して捜索が行われている。彼らの一部には襲撃や窃盗といった犯罪の容疑がかかっている。
警察は声明で「ザンビア警察は法と秩序を守ることを改めて約束する。権力を乱用し、法に違反する行動を取ったことが発覚した警察官に対しては、決定的な措置を講じることを国民に保証する」と付け加えた。