「ようやく帰れた」 解放された人質のイスラエル人女性がSNS投稿
(CNN) イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦合意に基づき、第1段階で解放されたイスラエル人の人質の1人、ナアマ・レビさん(20)が28日、インスタグラムに「477日が経って、ようやく家に帰れた」と投稿した。
レビさんは2023年10月、ハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃で連れ去られ、25日にイスラエル軍のほかの女性兵士3人とともに解放された。
インスタグラムへの投稿で「安全に保護され、家族と友人に囲まれている」「気分は日増しに良くなっている」と報告。人質となっていた時期を振り返り、一緒に拘束されていた友人らから「希望と力」をもらったと述べた。
イスラエルの軍兵士と全国民に感謝の意を表し、「拘束中に皆さんがどんなに戦っていたか、私には分かっていた」と書き込んだ。
レビさんの両親はこの1年あまりのうちに数回、CNNとのインタビューで人質解放を求めていた。
23年12月には、ハマスのビデオにレビさんが銃を向けられ、髪をつかまれて引きずられる姿が映し出された。レビさんの母親は当時、「娘に時間切れが迫っている」と訴えた。
停戦合意の第1段階では、これまでにレビさんを含めて7人の人質が解放されている。第1段階は19日に始まり、6週間続く予定。この間にあと26人が解放されることになっている。
イスラエル当局者の1人がCNNに語ったところによると、トランプ米政権のウィトコフ中東担当特使が29日、イスラエルのネタニヤフ首相と会談し、第2段階について協議する。ウィトコフ氏とカッツ・イスラエル外相の会談も予定されている。