人質の遺体か、棺四つがイスラエルに到着 第1段階で最後
テルアビブ(CNN) イスラエル首相府はイスラエル人人質の遺体が納められているとされる棺(ひつぎ)四つがイスラエルに到着したと発表した。イスラエルは今後数時間以内にパレスチナ人の囚人数百人を解放するとみられている。
赤十字は声明で、エジプトの仲介を通じてケレムシャローム検問所でイスラエル国防軍(IDF)に棺を引き渡し、イスラエル領内で身元確認が始まったと述べた。
現地時間27日未明に撮影された映像には、占領下のパレスチナ自治区ヨルダン川西岸のラマラで群衆が迎える中、パレスチナ人囚人の一団が赤十字の車両から降りる様子が映っているが、何人解放されたかは不明。
ハマスとイスラエルが先月合意した停戦協定の第1段階に基づく人質とパレスチナ人囚人の解放は、今回の解放をもって最後となる。
現在の停戦は公式には3月1日に終了する。停戦延長の協議が始まっているかどうかは不明だ。
イスラエル当局者は以前、人質の遺体の身元が確実に確認されるまでパレスチナ人囚人は解放しないとCNNに語っていた。
4体の遺体が人質のものであると確認された場合、イスラエルが把握している数字によれば、ハマスらは現在59人を拘束していることになる。イスラエル政府は、そのうちの半数以上が死亡したとみている。