英ヒースロー空港、通常業務再開 大規模停電による混乱の翌日

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ヒースロー空港の第5ターミナルに到着するブリティッシュ・エアウェイズの乗務員ら/Peter Nicholls/Getty Images

ヒースロー空港の第5ターミナルに到着するブリティッシュ・エアウェイズの乗務員ら/Peter Nicholls/Getty Images

(CNN) 英ロンドン・ヒースロー空港を発着するフライトが22日、通常の運航に戻った。前日には大規模停電で空港が閉鎖。航空機数百機が地上待機を余儀なくされ、世界的な空の移動に混乱が起きていた。

22日最初のフライトは、現地時間の午前6時に予定通り出発した。これに先駆け当局は、空港業務が通常に戻ると明らかにしていた。ヒースロー空港は世界で最も利用者の多い空港の一つ。

ヒースロー空港のX(旧ツイッター)のアカウントでも、フライト再開を知らせる声明が投稿された。今回の混乱を謝罪する文言も見られる。

停電による空港閉鎖は、付近の変電所で起きた火災が原因だった。

一部のフライトは部分的に空港が再開した21日夜にも飛び立っている。

ただ各航空会社は、今後数日間遅延が生じると警告。機体や乗務員が別の空港に移動したため、配置に問題が生じているという。

英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズは、ヒースローでの通常運航を再開したとしながらも、22日の業務量は85%前後になると見込む。

声明では自社の規模に言及し、これほど重大な事案が起こった後での業務の回復は極めて複雑になると指摘。顧客に対し、遅延の恐れがあると告げた。

英電力会社のナショナル・グリッドは22日午前、電力が回復したと発表。火災が発生した変電所と接続する全顧客に対し、供給が再開されているとした。

直近のデータによれば、ヒースローは2023年、世界で4番目に利用者の多い空港だった。昨年は過去最多となる8390万人が利用した。

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