イスラエル軍、レバノンで「ヒズボラ拠点」を空爆 子ども含む7人死亡

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イスラエル軍の攻撃が着弾した場所から立ち上る煙=22日、レバノン南部/Rabih Daher/AFP via Getty Images

イスラエル軍の攻撃が着弾した場所から立ち上る煙=22日、レバノン南部/Rabih Daher/AFP via Getty Images

(CNN) イスラエル軍は22日、レバノン各地でイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点とされる施設に対し、複数回にわたり空爆を実施した。

レバノン保健省は、この空爆で子ども1人を含む少なくとも7人が死亡し、40人が負傷したと発表した。

イスラエルとヒズボラの間で昨年11月に停戦合意が成立してから、最大規模の暴力となった。

イスラエル首相府は、ヒズボラからのロケット弾に対抗した22日午前の攻撃に続き、ネタニヤフ首相とカッツ国防相が同日夜、レバノン南部と東部に対する「第2波」の攻撃を指示したとの声明を発表。「レバノン政府は同国領内で起きるすべてのことに責任を負う」と述べた。

イスラエル軍は22日の攻撃について、「ヒズボラの司令センター、インフラ施設、テロリストたちと、ロケット発射装置、武器庫」を狙ったと発表した。また、ヒズボラがレバノン領内からイスラエルに対して飛翔(ひしょう)体少なくとも5発を発射し、このうち3発はイスラエル空軍が迎撃、2発は国境を越えなかったと主張。カッツ氏は「われわれは北部ガリラヤ地方の住民に安全を約束した。まさにその通りになる」と強調した。

一方、ヒズボラは関与を否定して停戦順守の立場を確認し、イスラエルがロケット弾をレバノン攻撃の「口実」に使っていると非難した。

イスラエルは停戦合意の一部としてレバノン南部からの撤退に同意したが、現在も南部の5カ所に部隊を維持している。

国連のレバノン暫定駐留軍(UNIFIL)は声明で、22日午前の越境攻撃激化に懸念を表明し、全方面に平静を呼び掛けた。

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