オスカー作品のパレスチナ人監督、イスラエル人による拘束から釈放 ヨルダン川西岸
バラル氏の妻ラミヤさんはCNNの取材に答え、夫が自宅の前で3人の入植者に襲撃されたときの様子を涙ながらに振り返った。
ラミヤさんによると当初バラル氏は、入植者のグループが村を襲っているのを目撃。彼らを記録しようとしたところ、襲撃の標的になったという。
男らはメリケンサックを付けた拳でバラル氏を殴り、ライフルの床尾で頭部を殴打した。一方、別の入植者らの群衆は家に向かって石を投げ、「窓から侵入しようとしてきた」(ラミヤさん)。家の中にはラミヤさんと3人の子どもがいたという。
バラル氏から電話を受け、現場に駆けつけていたアドラー氏は、バラル氏と少なくとももう1人が連れ去られるのを見たという。
バラル氏の自宅外にはイスラエル人入植者のグループがおり、一部は石を投げていた。イスラエルの軍と警察も家の外にいて、近づこうとする者に発砲していたとアドラー氏は話した。