イスラエルがレバノン首都を空爆、3人死亡 停戦後2度目

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イスラエル軍の空爆で損傷した建物=1日、レバノン首都ベイルート/Ibrahim Amro/AFP/Getty Images

イスラエル軍の空爆で損傷した建物=1日、レバノン首都ベイルート/Ibrahim Amro/AFP/Getty Images

(CNN) イスラエル軍が1日、レバノン首都ベイルートに対して空爆を行い、レバノン保健省によれば、3人が死亡したほか、7人が負傷した。イスラエルは、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間で4カ月前に停戦で合意しているが、今回の空爆は過去数日で2度目の攻撃となり、不安定な停戦合意にとって新たな試練となっている。

イスラエルはヒズボラの武装勢力を標的にしたと述べた。

レバノンの国営メディアNNAによれば、ベイルート南郊にある建物に2発のミサイルが撃ち込まれた。目撃者がロイター通信に語ったところによれば、空爆前に避難指示は出されておらず、建物に住んでいた家族は市内の別の場所に避難したという。

イスラエル軍は声明で、標的となった戦闘員について、イスラム組織ハマスの工作員を指揮し、イスラエルの民間人に対する重大かつ差し迫ったテロ攻撃の計画を支援したと述べた。

レバノンのアウン大統領は今回の攻撃を非難した。

ロイター通信によれば、米国務省は1日、イスラエルはレバノンからのロケット攻撃から自国を守っているとし、戦闘の再開は「テロリスト」のせいだと非難した。

イスラエルは今回の攻撃の数日前にもベイルートに対して攻撃を行っていた。昨年11月にヒズボラとの停戦に合意してから初めての攻撃だった。イスラエルはヒズボラがレバノン南部からイスラエルへ2発のロケット弾を発射したと批判したが、ヒズボラ側はこうした主張を否定している。

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