米FRB、ゼロ金利政策を維持 追加支援も示唆

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ニューヨーク(CNNMoney) 米連邦準備制度理事会(FRB)は、7月31日~8月1日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、開催後に発表した声明で、事実上のゼロ金利など現在の金融政策を維持する方針を明らかにした。一方で、景気が減速しているとの認識を示し、必要な場合には追加の支援策を実施する可能性も示唆した。

6月中旬に開かれた前回のFOMC以降に明らかになった指標からは、米経済の景気回復が鈍化しているほか、雇用情勢も依然として停滞していることが明らかになっている。米国の2012年4~6月期の国内総生産(GDP)成長率は年率換算で前期比1.5%増と1~3月期の同2.0%増から減速している。

FRBは米国の経済活動が減速しているとの認識を示した。また、08年12月以来採用している事実上のゼロ金利政策を、14年後半まで継続する方針を明らかにした。

FRBは、追加の支援策を打ち出すことはなかったものの、必要な場合には刺激策を実施する準備を整えていると言明。声明で、「今後の経済と金融の動向に関する情報を注視し、一層の力強い景気回復を促す必要がある状況に応じて追加的な支援を実施する」と明らかにした。

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