機内提供のミニボトル酒10万個以上盗む、NY空港で摘発

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ケネディ国際空港で発覚した酒類のミニボトル窃盗事件で押収された証拠品

ケネディ国際空港で発覚した酒類のミニボトル窃盗事件で押収された証拠品

ニューヨーク(CNN) ニューヨークのケネディ国際空港を運営するニューヨーク・ニュージャージー港湾公社は15日までに、大手アメリカン航空の機内食や酒類を担当する企業の従業員ら18人がフライトで余った酒類のミニボトル10万個以上や免税品などを盗んでいたとして逮捕されたと発表した。

9カ月間にわたる内偵捜査の成果で、機内食会社「LSGスカイシェフズ」の従業員ら18人は重罪窃盗や盗品の保持や受け取り、収賄などの罪に問われている。窃盗は長期間にわたり、闇市場で酒店やワイン店に流し、推定で75万ドル(約5850万円)を稼いでいたとみられる。

有罪が確定した場合、7~15年の禁錮刑をそれぞれ言い渡される可能性がある。

容疑者の3人は同空港の施設や航空会社の保管品の警備を請け負う企業の従業員だった。3人は犯行を見逃す見返りに金をもらっていたという。同公社は、18人は個人的な強欲を満たすため空港内の警備区域などに立ち入り出来る権限を売り払い、信頼を裏切ったと非難した。

容疑者が所属していた警備会社の1社に昨年11月、匿名の情報があったことから犯行の疑惑が浮上。同社はニューヨーク・ニュージャージー港湾公社にこの情報を伝え、公社の監察部門などが調査を始めていた。

捜査当局筋によると、一味の主犯格はLSGスカイシェフズの元従業員で、ニューヨーク・クイーンズ地区にある自宅捜索で酒類のミニボトル5万個以上と現金3万4000ドルが見付かった。

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