NYダウ、史上最高値を更新 IT・ソーラー関連がリード
ニューヨーク(CNNMoney) 9日の米ニューヨーク株式市場は、ダウ平均の終値が前日比59.98ドル(0.41%)高の1万4673.46ドルに達し、史上最高値を更新した。マイクロソフトやインテルなどIT(情報技術)株の伸びが目立った。
ダウ平均は一時、1万4716.46ドルまで値上がりし、取引時間中の最高値も更新した。
S&P500種指数は0.35%、ハイテク株中心のナスダックは0.48%上昇した。3指標とも、年初からの上昇率が8~12%に上っている。
太陽光発電装置大手のファーストソーラーが予想を大きく上回る業績見通しを発表し、45%余りの急伸。これにともない、ソーラー関連株が軒並み上昇した。
8日夜には、大手企業の動向を見通す指標として毎回注目される非鉄大手アルコアが、予想を上回る四半期決算を発表していた。企業決算はこれから本格化し、12日には金融大手のJPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴが発表を予定している。
世界経済では中国のインフレ鈍化が好感される一方、ユーロ圏経済への懸念が投資家心理に影を落としている。