世界に通用するワインを、甲州ワイン
(CNN) ワイン愛飲家が日本を訪れたらぜひ試してもらいたいのが、日本の固有品種である「甲州」ブドウで造られた甲州ワインだ。甲州ワインは、富士山のふもとの山梨県で、約80のブドウ園が製造している。
山梨県甲州市の老舗ワインメーカー、中央葡萄酒の4代目オーナー三澤茂計さんの長女の彩奈さんは、山梨県に海外の醸造技術を持ち込み、甲州ワインの品質向上に取り組んでいる。フランス、南米、オーストラリア、ニュージーランドで醸造技術を学び、現在は世界に通用する、「料理に合った」甲州ワイン造りに励んでいる。甲州ワインは心地良い酸味と低アルコール度が特徴という。
ワインの専門家たちは、三澤さんらの努力のおかげで、日本のワインの品質はこの5年間で大幅に向上したと指摘する。
山梨県で開催されるワインコンテストで審査員を務めるワインの専門家リン・シェリフ氏は「多くの人に甲州ワインを味わってもらうための努力が必要だろう。一度味わえば、もう1本買いたくなる」と語る。