イエレン次期FRB議長、知られざる5つの事実
2.経済学一家
家庭も経済学との結びつきが強い。夫のジョージ・アカロフ氏も学者であり、ノーベル経済学賞を受賞している。両氏は77年、共にFRBで働いていた時に出会った。息子のロバート氏も現在、英ウォリック大経済学部で助教を務めている。
3.コミュニケーション力が鍵
イエレン氏は97年、当時のクリントン米大統領に指名され、大統領経済諮問委員会の委員長に就任した。クリントン氏は就任に際して、「彼女は一流の著述家であり思想家だ。我が国のために尽力してくれるだろう」と述べた。
今日では経済政策について語ることが多いイエレン氏だが、高校時代には学生新聞「パイロット」紙の編集長を務めていた。米紙ニューヨーク・タイムズによると、同校では新聞編集者が卒業生総代にインタビューするのが伝統で、63年に総代となったイエレン氏は自己インタビューを敢行している。