インド自動車大手タタのスリム社長が転落死、自殺か
香港(CNNMoney) インドの自動車大手タタ・モーターズは27日、カール・スリム社長がタイ・バンコクのホテルで転落死したことを明らかにした。
スリム氏は米ゼネラル・モーターズ(GM)幹部を経て2012年10月にタタ入りし、同社の再建計画を遂行しているさ中だった。バンコクにはタタのタイ法人の役員会に出席するため滞在していたという。
タイ警察によると、スリム氏が宿泊していたホテルの22階の客室から遺書が見つかっており、警察は自殺の可能性が高いとみて捜査している。検視には約1週間かかる見通し。
タタ株はムンバイ証券取引所のこの日午前の取引で5%近く下落した。昨年12月の売上高は世界経済減速の影響で前年比42%減少。同社第3四半期決算は2月10日に発表を予定している。