イエレン次期FRB議長、知られざる5つの事実
4.狭い金融業界
イエレン氏とならぶ有力候補として名前が取り沙汰されたラリー・サマーズ元財務長官。イエレン氏は76年、学生だったサマーズ氏にマクロ経済学を教えたことがある。今回の次期FRB議長選びをめぐっては、報道が過熱する中、サマーズ氏自ら指名選考から外してほしいと願い出た。
イエレン氏の指名に向け、300人あまりが同氏を次期議長に推す公開書簡に署名、オバマ大統領に送付していた。同氏の指名は市場関係者やエコノミストによって広く歓迎された。
5.2歩先を読む
オバマ大統領はイエレン氏を正式指名する際、その判断力と市場の動きへの理解を称賛しつつ、「副議長として昨年、模範的な働きをしてくれた」「住宅市場バブルや金融セクターの行き過ぎ、景気後退のリスクについて、早い段階から警鐘を鳴らしていた」と指摘、同氏が予見していた経済問題の数々を列挙した。