JPモルガン従業員が飛び降り自殺か 香港
香港(CNNMoney) 香港の警察は20日までに、米金融大手JPモルガン・チェースの男性従業員(33)が香港島にある地域本部が入居する高層ビルの屋上から飛び降り、搬送先の病院で死亡したと発表した。
同銀の従業員が飛び降り自殺とみられる行為で死亡したのは過去数週間で2人目。ロンドンのカナリー・ワーフの金融センターでは先月末、39歳の従業員が自社が入る33階建てのビルから落下、死亡していた。
香港の警察は自殺と見ている。業務上のストレスなどが原因の可能性があるとして調べている。同銀は声明で、悲劇的な事件の発生は認めたが、遺族らへの配慮を理由に詳しい事情背景の説明は避けた。
同銀の消息筋は、死亡した男性は正規の従業員ではなかったとみられると明かした。
ロンドンの事件で死亡したのは同銀傘下の技術関連企業の従業員だった。地元警察は事件に犯罪性はないと判断していた。
同銀の従業員関連ではニューヨーク支店の株式担当業務の幹部が今月3日、同市郊外の自宅で遺体となって発見される事件も起きた。コネティカット州の検視当局が詳しい死因を調べている。