米GM、新たに240万台リコール 計1500万台に
ニューヨーク(CNNMoney) 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は20日、一部のクロスオーバー車のシートベルトなどに不具合が見つかったとして、計約240万台の新たなリコール(回収、無償修理)を発表した。今年の同社のリコール台数は全世界で1500万台に達した。
新たなリコール対象のうち、2009~14年型のCUV「ビュイック・アンクレイブ」「シボレー・トラバース」「GMC・アカディア」「サターン・アウトルック」の合わせて約130万台は、衝突時に前席のシートベルトが車体から外れる恐れがあり、新車、中古車ともに修理が完了するまで販売を中止する。
また、04~08年型の「シボレー・マリブ」と「ポンティアック・G6」約110万台は変速機に不具合があり、これまでに18件の事故につながったとみられる。
このほか、エアバッグに不備があるとして15年型「キャディラック・エスカレード」1400台、発火の恐れがあるとして15年型の「シボレー・シルバラード」と「GMC・シエラ」合わせて58台をリコールした。
今回のリコールに関連した事故で死傷者は出ていないという。