鮮度が命、リオの老舗ジューススタンドのこだわり
また、もろくて輸送が困難な果物は果肉を使用する。ポリス・スーコスでは、ブラジル北部やアマゾンで取れるグラビオーラ、クプアス、アサイーのみ果肉を使用する。濃い紫色のアサイーのジュースは、どのジューススタンドでも人気商品の1つだ。
リオのジューススタンドの伝統は、ペイクソトさんの父エドゥアルド・フェルナデス・ペイクソトさんがレストラン・バーの支配人として働いていた時に始まった。
エドゥアルドさんは自分の仕事が全く好きではなかったため、ある日、店のオーナーが、エドゥアルドさんを共同経営者にする条件でイパネマに2人でジューススタンドを開きたいと提案した時、エドゥアルドさんはすでにリスクを冒す覚悟ができていた。
結局、エドゥアルドさんがポリス・スーコスの単独経営者となり、その後ロドリゴさんの兄のカルロスさんに店を譲った。現在、ペイクソト家は4軒のジューススタンドを経営している。
ペイクソトさんは「われわれが(ジューススタンドという)コンセプトを開拓し、その後、他の人々が多くのスタンドをオープンした」と述べ、さらに「人々は、より自然で、健康的な生活を望むようになった」と付け加えた。
「またここは大変暑いので、人々は喉の渇きを癒やす健康的な飲み物を求めていた」と語った。