パリ航空ショー開幕へ、5つの注目ポイント
未来型の客室
客室のデザインは大きな可能性を秘めた分野だ。各社とも自動車業界などからヒントを得て、さまざまな構想を描いている。
航空ショーではプライバシーの確保や座席の密度、軽量化、室内の雰囲気といった観点から、各社が提案する未来の客室を垣間見ることができそうだ。
航空会社は近年、高級志向と低コスト志向を同時に実現するという難題に取り組んできた。ファースト、ビジネス、エコノミーの3クラスに加え、プレミアム・エコノミーなどの中間クラスを2つ設けて5段階にするといった提案もみられそうだ。
無人機の活用が加速
業界内で現在、最も成長が速いのは、ドローンなど無人航空機の市場かもしれない。紛争地帯で監視飛行や爆撃に使われていた無人機は最近、被災地での救援活動や航空機の整備、小包の配達など、活用範囲が大きく広がった。
一方で空港周辺でのニアミスなども起きている。航空ショーでは無人機関連の技術や活用法についても、活発な議論が交わされそうだ。