タカタ会長が初の会見、謝罪 エアバッグ問題
さらに、一度修理したエアバッグが再度交換の必要に迫られるケースも伝えられ、リコール対応は複雑さを増している。
また同日、トヨタとホンダは欧州向けに販売された約300万台のリコールを発表した。
今週に入り、米議会の調査団はタカタが長年にわたり、欠陥のあるエアバッグに関する指摘を無視し、コストの問題から重要な安全監査を中止していたとの報告書を発表した。報告書は上院の商業科学運輸委員会のビル・ネルソン議員のスタッフがまとめた。
報告書では、タカタが「安全性に対して健全な文化を維持していれば、これらの問題点の多くをもっと早く見つけることができただろう」と指摘。ネルソン議員は「証拠を見れば見るほど、危機感の欠けているメーカーの問題ある状況が浮かび上がってくる」と声明で述べた。