米グーグルのロゴ刷新に賛否両論
ニューヨーク(CNNMoney) 米グーグルはこのほど、同社の新たなロゴを発表した。従来と同じ色の組み合わせを引き継ぐ一方でフォントを一新し、携帯端末などで表示しても見やすいように配慮したという。新たなデザインに対しては、「子どもっぽい」などと批判する声も上がっている。
新ロゴとして1日に採用されたのは、「ひげ」と呼ばれる飾りを付けない「サンセリフ」の書体。色を明るく、線を太くして、縮小した状態でも見やすくした。同社が先月、組織再編とともに設立を発表した持ち株会社「アルファベット」のロゴに似ている。
さらに一文字だけを表示するアイコン用として、4つの色をつけた大文字の「G」が登場。処理中に表示される4つの「動く点」も導入された。
現行のロゴは2013年9月から使われてきた。新たなロゴを発表した同社幹部らのブログによると、「無数の端末を自在にまたいで操作する時代」に合わせた変更だという。
新ロゴのデザインは今年、同社のデザイナーたちが集結した1週間の合同会議で考案された。会議では小さな画面に対応することや動きの要素を取り入れること、グーグルの全製品に通じる一貫性を持たせることを目指した。
ブログによれば、従来のシンプルさや親しみやすさを維持するため、幾何学的な形と、子ども時代を思わせる教科書のような字体を融合させたのが特徴だ。