印高額紙幣廃止、銀行パンク・ATM故障 いら立ちが怒りに
インドでの買い物は現金取引がほとんど。13億人の人口に対して全国に設置されたATMは20万台、そのうち約半数が故障中だ。
ニューデリー市内で列に並んでいた男性は「政府の決定は支持するが、行動計画の裏付けがなかった」と指摘した。
新紙幣の500ルピー札と2000ルピー札は旧紙幣よりひと回り小さく、全国のATMを調整する作業には少なくとも2週間かかる見通し。それまでの間、ATMで引き出せる最大の単位は100ルピー札だ。
日常的な買い物はほとんどが数百ルピー以内に収まるため、新紙幣の2000ルピー札は不便だという声もある。